[研究評価シンポジウム]<COMON>とは何か:多様性と持続可能性を支える未来への挑戦(2025年10月6日)

2025.09.30 イベント・セミナー

総合研究推進本部・L-INSIGHT共同開催シンポジウム

京都大学では、論文数や引用数に依拠した従来の研究評価の限界を見据え、研究者の創造性と学術の持続的発展を支える新たな評価のあり方を探ってきました*。その学びを踏まえ、京都大学の伝統である「自由の学風」を体現する研究評価システム<COMON>を設計しました。それ以降、教職員の要望を踏まえ勉強会・説明会を開催し、学内各キャンパスにおいて10回を超える意見交換を行ってきました。

本シンポジウムは、こうした学内での意見交換で得られた観点を踏まえ、海外の研究評価最先端の事例を参照しつつ、今後に向けた課題を確認する機会となります。COMONの理念と仕組みを改めて紹介するとともに、研究者自らの責任と協働に基づく研究文化の共創の可能性について議論を深めます。単なる成果の管理や統制にとどまらず、自由で多様な研究を促進し、学術の伝統を継承・発展させる評価の姿とは何か。大学が目指すビジョンの実現に向け、研究文化をともに創り未来に継承・発展させるための実践を考える場とします。

*このイベントは2024年10月に実施した研究評価セミナー「多様性と持続可能性:責任ある研究評価と大学改革の課題」の続編です。

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